模型美術館
National Model Museum

8F

MIYUKIKAI

Yokohama

Japan

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TONE's gun turret #3.
8F 3D-C.Gの展示室 (No.2)
8F 3D-C.G Gallery.  (No.2) 
Thank you so much
    for your coming to here

Visit with me ! I'll show you everything
    about everything of our Gallery.
CG-8F-1
利根の#1, #3 砲塔のフロントビューを示しています。見ての通り、バーベット
の外周には、12個の三角形のサポートプレートが取り付けられ、甲板面とも
連結されています。このプレートの斜面にはスティフナー(Stiffener)がついて
いて、T形の断面になっていた事は、同一の支持方法をとっている高雄型の
写真から、充分考えられます。
しかし、このプレート、#2砲塔のバーベットには付いてなく、その下のサポート
リングと甲板の接する所に、存在します。 という事は、バーベットの補強では
なく、どの方向に発砲しても、そのラジアル(軸直角)方向の衝撃荷重を甲板の
部材に分散して負わせるためと、推測します。
Copyright MIYUKIKAI 26 Apr.2004
C.G-8F-1
C.G-8F-2
.C.G-8F-2
2004-4-26 、Web site 「模型 海と空」管理者の方のご好意によりまして、
「利根」の砲塔に関するC.G写真及び考証文を載せて頂きました。
しかし、その内の写真13とその推論文に、誤りが濃厚と思われる所が、その後
の推論見直しで、気が付きました。 これとて、推測の域を出るものではありま
せんが、お詫び致しますと共に、写真の入れ替えを、お願いする予定です。

推論文は以下の通り改めたいと、思っています。 改めるきっかけは、前記サイ
トのBBSに於ける、H/N ひゅうが之介氏の、拙論をお読みになってのアドバイ
スでした。この場を借りて深く感謝致します。
砲塔に関する重巡の全ての写真を見直した結果を、「利根」の欠落情報にはめ
込むと、以下の通りの推論となりました。
砲塔背面扉、及びその構造について
(1) 扉は引き戸式で一枚のみ、その幅は遮熱板切り欠きのほぼ半幅であった。
(2) 扉のレールは、コアーとなる砲塔本体の装甲板の外側に有り、扉は扉幅と
   同じ長 さだけ砲塔外面に沿って摺動し、全開となった。
(3) また、扉は横から見た時の砲塔背面と、同じ角度で傾いていて、垂直では
   なかった。
(4) 扉のための「戸袋」などは無く、前の拙論は間違いと思われる。
   何故なら、右のC.Gに示した様に、扉の四隅には、デベソの様な出っ張りが
   全ての重巡の扉に付いており、扉を全開にしても、デベソが見れるからだ。
(5) 扉を少し開けると、入り口の縁に上下にRの付いた枠板(縁板)の様な物が、
   必ず写っている。これは水切り板か、それとも砲塔本体の入り口のための、
   アーマープレートの切り欠きと思われる。

(6) 出口には、踊り場の様なステップが、「利根」の「爆調写真」に見て取れる。
   但しそれに続くラッタルは、BBSでのアドバイス通り「存在しない」が正しいと
   と思いますので、削除しました。ただ、砲塔から出る時は、ヤッと言って跳び
   降りる事は出来ますが、入る時は1.1M程の高さ、ャッと言ってもかなりきつい
   のでわと・・・・。 それともステップの下に、スプリングバックするラッタルが 
   付いてた ?  それとも脇に有るモンキーラッタルを利用した ?
 
C.G-8F-3
C.G-8F-4
TONE #2
TONE #4 &
CHIKUMA #2,#4
TONE #2
TONE #4 & CHIKUMA #2,#4
Copyright MIYUKIKAI 30 Apr.2004
Copyright MIYUKIKAI 30 Apr.2004
.C.G-8F-5
C.G-8F-6
TONE Turret #2
Showed turret commander's periscope that has fore slits round the bace ring.
And then a canopy is able to open with revolving by the side pivot as showed
picture C.G-8F-5
As you know, this periscope is the very image of all other heavy curicer's
periscopes, For that reason, I think that It might be I.J.N standerd unit.
C.G-8F-7
Copyright MIYUKIKAI 02 May 2004
C.G-8F-2の作成完了後、H/N ひゅうが之介氏より、未発表写真の二回目の提供が
ありました。重ねて厚くお礼申し上げます。
ある旧海軍の高官(艦長)から、寄贈を受けた昭和8年又は9年に撮影されたとされる、
「愛宕」の四番砲塔の写真 がそれです。
これに基ずき、急遽C.Gのモディファイをかけました。 右の写真がその結果で、今回
判明した内容の内、一部を利根特有の形として変更し、大半を重巡共通の形式と推定
して、そのまま採用させて頂きました。
(1) 利根型特有の形とは、ドアーの取っ手の左側に有る遮熱板の「三角形」の切り欠き
   がそれで、「愛宕」では半円形に切り欠かれていますが、「利根」のそれは、「足柄」
   のそれに近い様です。 切り欠いた理由は不明ですが、外側からドアーロック、又
   は解除するための、ラッチを動かすレバーでも有ったのでしょうか ?
(2) 確信した点は、遮熱板のスカート部分が、ドアー附近のみ完全に除去されていて、
   コアーの砲塔本体のアーマープレートが、露出している事です。
(3) 推定でモデリングした個所は、
   出口ステップの下に付いた足掛け三段のラッタルの存在です。これは、氏が「模型
   海と空」のBBSで発表された推論に、熟慮の末賛成した結果です。それによりますと
   ラッタルは使用時は右の写真の様に展開、用済み後はラッチを外すと、スランティグ
   ステイ(斜めスティ)が砲塔床面に沿ってスライドし、格納される。このステイ、写真か
   らは、一本のみ確実に識別出来ますが、もう一本は判然としません。ラッタルには約
   60Kg程度の垂直荷重がかかるのみ、スティは振れ止め程度の役目だったのではと
   推測します。  ステップの端にある「ポール」、艦が動揺している時は、不可欠の物
   と思われ、デザイン的に踏襲しました。 上下にレールが有り、板厚20tと仮定すると
   約0,5tonのドアがその間に挟まれています。このドアに付いた四つの「大でべそ」は
   一体何の役目を負っているのでしょうか ? これは全くの機械屋の想像ですが
   ワッシヤー状のでべそは、レールの溝に沿って走り、ドアの脱線転落防止のための
    ストッパーではないかと ? デベソが車輪とすると、荷重のかからないドアの上にも
   何故付けたのかと言う、素朴な疑問が残るのです。ドア又はレールに所謂ソロバン
   状にローラーが有ったのではと、 約0,5ton が正しいとなると、そう想像してしまいま
   す。 

The latest C.G about rear view of the Gun Turret #4  (CG-8F-4))
As for the boad which blocks off heat, Only a part under the door was taken
from the style which is shown with the photograph in the bounds.
Of The form of the ladder foldaway. Therefore, when not using, It was stored
under the turret.

利根の#2砲塔の俯瞰写真です。砲塔長用のペリスコープ゜のキャノピーは開の状態
で示して有ります。 砲塔天蓋に登るためのラッタルは、#2に限り両サイドに有った
事が写真から確認出来ます。 ANTトラスは、アジマス(方位)方向に位相差を付けて
取り付けられており、筑摩も更に違った位相で取り付けられていました。この位相
操作は目視欺瞞を狙ったものなのでしょうか。 測距儀前の天蓋には、駆動機のマウ
ントが残っており、爆調写真からもそれが確認出来ます。

分からない事
(1)ANTトラス頂上付近にあるリング状の物の機能。
(2)測距儀両端面のアクセスカバー(点検カバー)の存在の有無が分からず、未だに
  ふらついています。 準同型の最上にはそれが見られないのです。 丸 Special
  のNo.10 に、ミッドウエイ海戦後、トラック島へ退避中の写真を見ると、それが明
  瞭で、#4砲塔のそこには、ボルト頭らしき物しか見当たりません。 どうやってメン
  テナンスしたんでしょうか。測距儀のサイドカバーはボトルオン形式で、本体から
  そっくりはずせたのでしょうか・・・。
CG-8F-8
(CG-8F-9)
CG-8F-9
この図は、利根型砲塔に付けられた、防水キャンバスの形状が、どーなっていたかを
考えた時に、こさえた絵です。これを基に、C.Gを描きました。ですから、これが間違って
いるとすると、苦労して描いたC.Gも、おかしなものとなってしまいます。正しければ、模
型製作において、取り入れるべきと思っています。

1. 結論  砲身の根元には、A, の形をした網板と、Bのリンク機構を持ったロッドが付い
ていて、砲身とキャンバスの接触を避け、キャンバスの焼損を防いでいた。 この部品の
存在により、キャンバスに A' と B' という独特の形状を与えた。・・・と言う推論です。

2. 根拠  KKベストVol.2、丸Special No.44に掲載された、数々の砲塔正面写真を良く
みると、不定形のはずのキャンバスが、砲身の中心線に対し、左右線対称で、「ひだ」の
形をなしている事です。 特に A によって、キャンバスの頂上稜線が平らなことで、自分
の従来からの通念と、異なるものでした。 それがA,Bの存在を暗示していると思います。

もう一つの根拠は、肝心のA、B の存在ですが、最上の軽巡時代の砲塔写真で、キャン
バスが爆風で裂けた写真が有ります。側面からのクローズアップであるため、A,Bの存在
と、その形状が極めて明瞭に写っています。この写真、「世艦」の平成一年以前の号に載
っていたのですが、焼損した本からスクラップにしたため、それが特定出来ません。

3. 参考  A がある以上、砲を最大仰角にした場合も、砲身根元のキャンバス側面形状
はコンモリとしている事になります。 「利根」のA の断面は平面ですが、他の重巡、戦艦
のA はカマボコ形断面も有る様です。 従ってビッグモデルの場合は、良く確認して、差別
化したモデリングが、要求されると思います。
また、キャンバスの下面は、図-3の様に縫い合わされており、Cの所は鋭角になっていて、
D点に向かってRが付きだし、最下部で砲身径幅の円弧になっています。一枚の大きなキャ
ンバスをかぶせて、現物合わせで作ったのでしょうか ?  この辺もバッチリ模型化したいも
のです。 キャンバス形状にも気を配る者こそ、真の仕事師、ノウガキをたれる資格のある
者ではと・・・・・。
CG-8F-9
The Canvas which was put to a gun barrel of the TONE is doing a peculiar form.
It is because the form the perts A and B influenced that called Limiter.
The basic of this explanation is based on the photograph of the valuable gun
turrets which are few in the number. The section shape of A has a lot of kinds,
Therefore, it thinks that to confirm the form of the Canvas of each of the Battle-
ships,the Heavy Cruisers, Depending on the photograph is essential.
謎の部屋(3) A mystery cabin(3) on the fore mast of TONE in 1944
謎の部屋(3)  A mystery cabin(3) on the fore mast of TONE in 1944
CG-8F-13
或る写真からの断定的推論
The affirmative reasonning from some photograph,
(Fig. 1)
(Fig. 2)
(Fig. 3)
CG-8F-13
私は89式砲について、そのマウントの形状、砲の取付け状態について、考証
を進めてきましたが、或る機会に、今迄見たことの無い写真を見ました。 それ
は右に掲げた絵の赤線範囲に示した内容の物でした。 撮影範囲外は、他の
写真を基に、書き込み合成して、雰囲気を出してみました。 

この砲を#1と判断した根拠  #4とするとカタパルトが写ってない。#2,#3とする
と隣接した砲が写ってないのです。  では各箇所の説明を推定を混ぜてします
(A)  シールドのスカートとパイナップル面(砲員操作甲板)の隙間が、50mm位い
と僅少、僅かに幅の狭い陰を落としているのみ。豪雨の際の「水切り」が50mm
位の高さで、内部にあるためでしょうか ? とにかくこの写真での、最大の収穫
です。シールド内に、一段高い補助ステップが見当たりません。
また"A"の周りに「穴」を思わせるが無いのも、意識して確認しました。
(B)(D)  立っている方(間寛一役 ? )のヒザ関節の位置と、パイナップル面の高
さが、同一になっており、自分の靴を履いた関節高さから、h1=500mmとし、h2は
概算で550mmとしました。
(C)  真四角で四隅にボルトの付いた、アクセスカバーと思われる物が、ほぼこ
の位置に有ります。
(E, F, G )  ブルワークと土俵の端面がツライチの場合、Eの線は、部材の繋ぎ
目を示すのみ、実際は無いかも知れません。 ただEとGを結んだ線は、「パイナ
ップルは切欠き無しの全円」と云う、私の断定的推論に基ずいています。 何故
なら、H/N ひゅうが氏は、雑誌「シーパワー」に於ける、鈴谷の写真を基に、同
様に云われています。私もこの雑誌の '86 July でそれを再確認しました。
(H)  このプレス加工の押出し補強の幅、ラッタルの幅を300mmとすると、丁度
1/3に見え、従って100mmと考えられます。ただカマボコ同様、断面円は半円よ
り薄ッペラで、その中心は、鋼板の表面の奥に有ります。
(I)  このシェルターデッキ(シェル)、写真はこの絵よりもっと広く写っていました。
九米カッターも、その架台も写っていません。甲板での行事のため、架台収納筐
に格納していたのでしょうか ? 九米架台は、カッターごと甲板に固縛するため
甲板にボルト止めせず、邪魔なときは、簡単に移動出来たのでしょうか ?
(J)  滑り止めの角度位相は、キールラインと直交(平行)で、パターンの大きさは
意識して確認しましたので、ほぼ絵に示す「感じ」の通りです。
(K)  砲の繋止角度は約20度と見えましたが、これが決められていたのでしょう
か ?  これも意識して、記憶してきました。
(L, M )  ヒサシ"L"のすぐ上に、機銃フラットと思われる"M"が写真上に写って
おり、そのブルワークの補強かな ? と思われる白い線が見れました。
(N, O ? )  探照灯台"N"を書き込み、絵の雰囲気のアップに努めました。"O"
は、妙高の公式図に記載されておらず、実際無かったかも知れません。鈴谷に
もそれが無いのに、何故「利根」だけは公式図に、詳しく書いて有ります。何故
それが必要だったのでしょうか ?

Fig-2、3 の説明

   工事中







Copyright MIYUKIKAI 01 Jun 2004
CG-8F-14
CG-8F-15
CG-8F-16
Copyright MIYUKIKAI 03 Jun 2004
CG-8F-11
Copyright MIYUKIKAI 03 Jun 2004
CG-8F-12
Copyright MIYUKIKAI 26 Apr.2004
Copyright MIYUKIKAI 04 Jun 2004
信号所甲板の梯子
CG-8F-12-1
信号所甲板の梯子(A ladder of the signal deck )
CG-8F-12-1

H/Nひゅうが氏提供の拡大写真を検討した結果、 「高角砲、機銃方向発振器八種」
のスポンソン(Sponson) から、機銃員待機所の屋根に降りるための、梯子が有った
事が、ほぼ確定的になった。
写真では、白い服の人が、手摺に掴まり、梯子の一段目に両足を乗せて、手摺の間
からすリ抜けて、降りようとしている様に見える ?  この人の右腕側に見える物はキ
ャンバスと思われる。何故なら、公式図では鋼管手摺と、なっているからです。

梯子の概算寸法をミリ単位で示すと、
The rough estimate size of the ladder is shown by the millimeter unit.
長さ(length of the ladder)  3,000mm
芯間幅 (width of center distance )  420mm
段数 ( number of steps)  8
一段のピッチ ( pitch of the steps )  342mm
鋼管の外径 ( out dia of the steel pipe )  27mm 

I had received an informatin from the famous ship model builder Mr.UCHIYAMA
that there was a ladder of the external in the signal deck of TONE.
And then he provided me an expansion photograph at the TONE's bridge which
was taken in case of the Battle of Mariana Sea.

I reviewed this photograph after that, I as a result suery it led to be convinced
when a ladder of the external.  Look at right C.G 8F-12-1,Please.


CG-8F-17
Copyright MIYUKIKAI 06 Jun 2004
CG-8F-17&18 ある想像  Some imagination from one sheet of photograph
ひゅうがさんから提供された写真を元に、右のC.Gを描いてみた。
(1) 艦橋前面に装備された、九五式射撃指揮装置の天蓋から垂直に突き出た、伝声管
と思われる物の追加表現。

(2) 正面遮風柵の前に突き出た、ガードレールの様なフレームの追加表現。

(2)については、その用途は全く不明ではありますが、マリアナ写真には、(1)と共に明瞭
に写っており、何も無ければ写らない筈と、考えています。 いずれ新たな写真発掘に
依り、その実体が解明される事と、思います。

I changed C.G photograph into original in the photograph to have sent from
Mr. M.Uchiyama lives Copenhagen. The change contents are as follows.
(1) The one like the "Voice tube"stands vertically from the Type 95 Director which
was fixed in front of the bridge.
(2) It added the "Frame" which can be just like seen like the "Guadrail"in front of
the Windo Deflector.
Copyright MIYUKIKAI 06 Jun 2004
CG-8F-18
Don't imitate this C.G. Otherwise, in the futur, You may put to big shame !
           From editor Haruo Takami  MIYUKIKAI 
CG-8F-19
Copyright MIYUKIKAI 08 Jun. 2004
CG-8F-20
CG-8F-21
Copyright MIYUKIKAI 08 Jun. 2004
CG-8F-21
第一缶室吸気口の正面を示しています。 ワイヤーネットが張られていたと
推測し、その補足として、格子状のパイプフレームが存在していたと、仮定
しています。  この格子の取付けが垂直であったか、傾斜していたも、は
っきりしていません。、
Copyright MIYUKIKAI 12 Jun. 2004
CG-8F-22
Copyright MIYUKIKAI 18 July 2004
Copyright MIYUKIKAI 18 July 2004
CG-8F-23